映画「ラブ・アゲイン」を見て男を磨け!
原題 Creazy Stupid Love
40代のキャルは、いかにも順風満帆な人生を送っていた。
しかし事件が起こる。
妻のエミリーの浮気を知ることになり、離婚を切り出されてしまう。
愛しの我が子や家を追われ、一人暮らしになり離婚のショックから立ち直れずにいたキャルはある夜、遊び人のジェイコブと知り合い、服、髪型、話し方、様々な面からジェイコブによってみごとイケてる男へと変身を遂げる。
と、こんな感じのあらすじなのだが、いい部分がたくさんありすぎる。
息子や、娘などのサブキャラや、豪華キャストたちの素晴らしい演技、さらにはおしゃれすぎるセリフの数々にエマストーンの美しさ、ライアンゴズリングのかっこよさ。
ちなみに、ライアンゴズリングのかっこよさは半端ない。
男でも惚れるレベル。
しかし、何と言ってもキャルの成長っぷりがすごい。
おっさんジョークしか言えず、若い女の子たちから白い目で見られていたキャルが、本物のプレイボーイになっていき、数々の女の子たちを”お持ち帰り”していく様子はなかなか面白い。
物語はキャルと妻のエミリーの間だけで進んでいるわけでもなく、
10代の甘酸っぱい恋、
20~30代のかっこいい恋愛、
そしてちょっとだけ特殊な恋、
などさまざまなキャラクターの視点で話が進んでいき、最終的に全部の伏線が回収されていく。
脚本が控えめに言って最高すぎる。
そしてこの映画で何と言っても見逃せないのは、あの2016年のゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞、アカデミー賞などで様々なタイトルを総なめにしたLa La Landで共演し、最後は結ばれない運命をたどるミアとセブを演じたエマストーンとライアンゴズリングがこの作品でも共演しており、この二人の関係にも注目してもらいたい。
僕はLa La Landがめちゃくちゃ好きなので、絶対にカタカナでラ・ラ・ランドという記述はしたくない。
理由もあるし。
そのくらい好き。
La La Landについての記事は実際に舞台となったアメリカのLAに行って肌で感じたことも含めて近々書くつもりなのでこうご期待!
作中、ジェイコブが言っていたかっこよくなるための考え方は、どれも実行に移しやすく、的を射ているので、いくつか紹介していこう。
「あんたの服のサイズは42。にも関わらず44のサイズの服を着ている」
これはジェイコブがキャルの服装を変えるためにショッピングモールへ行き、服のコーナーに行った時の最初の言葉だ。
おしゃれっていったい何?おいしいの??
という人にはまずサイズ感という言葉を考えてみてもらいたい。
世の中にはオーバーサイズという言葉もあるが、そんな高度なテクニックを使わずとも誰しも簡単におしゃれになれる。
そこで重要になってくるのがサイズ感とシンプルさだ。
序盤のキャルはぶかぶかのポロシャツとジーンズを履いていたが、ジェイコブの選ぶ服を着てみると、それだけでスリムに見え、女性店員が、「だかれてもいい」と言うほど。
やっぱり服にセンスもくそもない。
サイズ感さえ間違わなければ、ある程度の服は誰でも似合うだろうと思うので、お金がないなら筋トレしてユニクロに行こう。
僕がブログをはじめようと思ったきっかけを与えてくれた方のブログで、めちゃくちゃおもろいです
「自分の話は一切するな。相手の話を聞け」
序盤のキャルは、妻を浮気相手に寝取られたことをあたかもお涙ちょうだいと言わんばかりにバーの店員、周りの客、女の子にあたりかまわず話しまくっていた。
それに対して、ジェイコブが言ったセリフだ。
これは異性と話をするときには絶対意識したほうがいい。
こちらの記事でも紹介しているが、オブラートに包んで言うとすれば
自分語りをするな
ということだ。
「話上手は聞き上手」
ということわざもあるが、相手の話しをしっかり聞き、適切に相槌を打ち、話し手が気持ちよく話せるように心がけておこう。
自分が話をしていて興味津々に聞いてくれればその相手と話したくなるもんだと思う。自分がされてうれしいと思うことをどんどんやっていこう。
「いいか、GAPで満足するな!」
このセリフは2人がジーンズショップに行ったときに、
「ジーンズなんか売るほど持ってるから買う必要はない」
と、キャルが言ったことに対してジェイコブが言ったセリフだ。
確かにGAPの服はリーズナブルだし、着心地もいいし。
でも世の中にはもっと良いブランドはいっぱいある。だから、
GAPで満足するな!
いやいや、
筋トレしてユニクロに行こう
なんて上で書いておきながら何を言ってんねん。
と突っ込まれそうだが、最後までよく聞いてほしい。
これは今の僕たちがする必要はない、就職し、ある程度の地位に落ち着いている良い年したおっさんに向かって言ってるのだ。毎月のバイト代に一喜一憂している今の僕らのような貧困層には関係ない話だ。
でも、将来自分達がそういった立場になり、妻に離婚を迫られたらGAPのジーンズのせいかもしれない。
気を付けておこう。
さて、どうだろう。
GAPはとりあえず置いといて、そのほかの2つはどちらも簡単に行動できると思う。
次買う服は、自分のサイズにしっかり合っているか、派手過ぎず、地味すぎやしないか、そして、昨日寝る前にちゃんと腹筋を50回くらいはしたか、腕立ても50回したか。
友達と話すときにも、自分は聞き上手になっているか、自分の面白くもないどうでもいい話をずーっとしてはいないだろうか。
毎日の積み重ねで自分はいくらでも変えられる。
この映画はキャルがジェイコブに出会うことになり、すぐにかっこよくなっていくように見えるかもしれないが実際、キャルはジムにも通っていたし、失敗もしていた。
でも失敗から学び、どんどん自信をつけていき、自分の成長の糧にしていた。
ローマは一日にして成らず
やはり素晴らしい人、物、は、付け焼刃のような小手先のテクニックを知ったところで意味なんてほとんどない。
明日からでも友達と話しながら自分は、相手の話に対して聞き上手になれているか考えてみてほしい。
えっ?話し相手の友達がいない??
俺がいるやん
コメント、DM待ってます。